●日本郵船運航の自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」紅海で拿捕
去る11月19日,インドに向け紅海を航行中だった自動車船ギャラクシー・リーダーGalaxy Leader(48,710総トン,2002年グダニスク造船所建造)が,イエメン武装組織フーシ派に拿捕された。同派が同日SNSで犯行声明を発表した。本船は英ギャラクシー・マリタイム社が所有し日本郵船がチャーターしているが,実質船主はイスラエル人実業家ウンガー家創業のレイ・カーキャリアーズ社とされる。日本郵船によれば,乗員に日本人はおらず,拿捕時に貨物は積載されていない。日本政府は拿捕行為を非難し,早期解放を求め,国土交通省海事局は情報収集に注力し,事案発生海域を含め航行安全の注意を喚起した。フーシ派報道官は,イスラエルによるガザ侵攻が止まるまでイスラエル関係船舶が標的となると警告を発しており,早期解放の見込みは立っていない。
(フーシ派リリースのビデオより)