●ONEがウインドアシスト装置をテストへ
わが国海運大手3社の統合コンテナ船事業会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)は11月23日,釜山~横浜~ホノルル航路で運航する1,036TEU型フィーダー・コンテナ船カラマズーKalamazooで風力アシスト装置をテストすると発表した。オランダのエコノウインド社と提携し,飛行機の翼に似たヴェントフォイル(VentoFoil)と称する“帆”をコンテナ化した装置を2基搭載するもので,船橋からのコントロールで起動すれば,全自動で風速と風向を調整,気流の最適化や推力を最大化するシステムを備えており,400kWまでのパワーを生み,燃料消費を5パーセント削減できる可能性があるという。2024年1月から約6カ月間実施してデータを収集,風力推進の持続可能なソリューションとしての可能性を探る。
(ONE)