●巡視船「しきしま」が解役

 4月15日,巡視船“しきしま”(PLH-31)が解役された。平成元年度(1989年度)補正計画で石川島播磨重工東京工場にて建造され,平成4年4月に就役した。当初はプルトニウム海上輸送の護衛用だったが,これは1回のみの実施になり,その後は海外派遣や南西方面での領海警備などの任務に従事した。なお,本船の解役式典は非公開で実施された。

 公称船型はヘリコプター2機搭載型。配属先は就役時が横浜(第3管区)で,後に鹿児島海上保安部(第10管区)へ転属した。総トン数7,175トン,主兵装35ミリ連装機銃2基。