ノルウェーの艦艇長期調達構想が明らかに
ノルウェー国防省は4月5日,2025~36年を対象とする,新たな長期艦艇調
達構想を明らかにした。
まず,対潜ヘリの運用能力を持つ新型フリゲイト5隻を調達する。これは同
盟国との戦略的同盟関係の下で取得・運用・維持するとしている。そのパート
ナーについては,近いうちに選定を実施する予定。
次に,海軍とコースト・ガードの両方に配備する,標準化設計を取り入れた
新型艦を取得する。大型の航洋型と小型の沿岸型の2種類を用意して,モジュ
ラー設計を取り入れることでさまざまな任務に対応させる。用途としては,哨
戒,機雷敷設,機雷掃討,警備,海中インフラの監視を挙げている。現在,12
クラスの艦船を併用していることが,運用や維持管理の面で負担になっている
ため,標準化を図ると説明されている。
このほか,すでにドイツとの間で共同調達が決まっている212CD型潜水艦に
ついて,4隻から5隻に上積みする方針。