パキスタン向け潜水艦の建造が進む

 中国・武漢の武昌船舶重工集団(Wuchang Shipbuilding)で4月26日に,パ
キスタン海軍向けハンゴーHangor級潜水艦の1番艦が進水した。同級は中国海
軍向けの元Yuan型(039A/041型)を輸出向けとしたモデルで,S26型ともい
う。これを中国とパキスタンで4隻ずつ建造,2022~28年に就役させる計画。
AIPを搭載しており,排水量2,800トン,全長76メートル。
 なお,S26型は以前にタイ向けに輸出する話があったが,ドイツがMTU396デ
ィーゼルの輸出を拒否。中国が代替として提案したCHD620ディーゼル機関の搭
載をタイ側が拒否したことで,輸出の話は暗礁に乗り上げた。今回のパキスタ
ン向けで,MTU396の搭載が実現するかどうかは定かでない。