1990年から日本船舶海洋工学会が毎年選定・授賞している「シップ・オブ・ザ・イヤー（SOY）」は，日本で建造された技術的・芸術的・社会的に優れた船舶に与えられる賞で，今年で34回目になる。去る５月14日に選考委員会が開催され，大賞にオーシャン・ネットワーク・エクスプレス（ONE）の世界最大級24,000TEU超型コンテナ船６隻シリーズ１，２番船ONEイノヴェーションONE InnovationとONEインフィニティONE Infinity（ジャパン マリンユナイテッドおよび今治造船でコンソーシアムを組んで建造），技術特別賞にNEDO／山友汽船の世界初の液化CO2/LPG兼用輸送船“えくすくぅる”Excool（三菱造船建造），小型客船部門賞に萩海運／鉄道・運輸機構の小型カーフェリー“あいしま”Aishima（三菱造船建造），小型貨物船部門賞に國喜商船／鉄道・運輸機構の「連携型省エネ内航貨物船」國喜68Kuniki 68（山中造船建造），漁船・調査船部門賞に大島商船高等専門学校が運用する練習船大島丸Oshima Maru（三菱造船建造）を選定した。授賞式は７月19日に行なわれる。

                                                              （〈公社〉日本船舶工学会提供）