●商船三井の「松風丸」ウインドチャレンジャー(硬翼帆)で燃料節減を実証

 商船三井は5月15日,世界初のウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)搭載石炭船「松風丸」が,実航海での燃料節減効果を確認したと発表した。同船は2022年10月に竣工,就航後約18カ月間,オーストラリアなどから石炭輸送に往復7航海従事し,帆の自動制御モードの状態で1日最大17パーセント,1航海平均では想定どおり5~8パーセントの燃料節減効果を確認した。同社は2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目指し,主要アクションの一つとしてウインドチャレンジャー搭載船を2035年までに80隻投入する計画。

                            (商船三井)