ギリシア海軍の特殊作戦支援艦が就役

 ギリシア海軍の特殊作戦支援艦ペルセースPerseas(A377)が,6月11日に
就役,サラミスの海軍基地で就役式典が行なわれた。同艦は,アイカテリニ・
ラスカリディス財団(Aikaterini Laskaridis Foundation)が海軍に寄贈した
地震探査船ヴァイキング・ビジョンViking Visionを特殊作戦支援艦に改造・
転用したもの。もともと1993年にスペインで建造され,それを2007年に5,000
万ドルをかけて,探査船に改造していた。9,811総トン,全長105メートル,乗
組員18名,44室・70名分の寝台があり,200名の収容が可能とされる。
 アイカテリニ・ラスカリディス財団は以前にも,ヨットのキュクノスKyknos
を訓練船として,さらに汎用支援艦としてプラットフォーム補給支援船アトラ
スAtlas,ヘラクレスHeracles,アイアスAiasの3隻を寄贈しており,今回が5
隻目の寄贈。(Jane’s 2024/6/14)