●能登半島沖での海底地形調査

 5月 18 ~24 日,本庁海洋情報部所属の測量船天洋(HL-04)は珠洲市北方沖でマルチビーム測深機を使用した海底地形調査を実施した。この調査により,珠洲市北方沖約 1~4キロの水深 30メートル から 90メートルの海底が,約14キロにわたって最大約 4メートル 隆起していることが判明した。この隆起域の一部は既知の活断層の位置とおおむね一致していることから,令和 6 年能登半島地震で生じたものと判断された。なお,今回の調査結果は6月11日に開催された政府の地震調査委員会に報告されている。