マレーシア海軍の高速戦闘艇が沈没
マレーシア海軍のハンダランHandalan級高速戦闘艇ペンデカールPendekarが8月25日に,同国南部ジョホール州のタンジュン・ペニュソップから南東に2浬の地点で沈没する事故を起こした。機関室への浸水が発生して,それを食い止められずに艇の放棄に至った。乗組員39名は全員が救出された。原因については,座礁という説と,水中のなにかと接触したという説がある。
同級はスウェーデンのノーショーピンNorrk?ping級をスケールアップした高速戦闘艇で,1978~79年に4隻が就役した。ペンデカールは,そのうちの3番艦。満載排水量268トン,全長43.6メートル,幅7.1メートル,吃水2.4メートル,MTU16V 538TB91ディーゼル3基で3軸を駆動して,速力34.5ノット。ボフォース製の57ミリ単装砲と40ミリ単装機銃を1基ずつ搭載する。以前はMM38エグゾセSSMを搭載していたが,現在は降ろしている。