●オリックスが翼形状「ソフトセイル」の実証実験を開始

 オリックスと住友重機械マリンエンジニアリング(SHI-ME)は10月17日,オリックスが保有する撒積船で風力利用の省エネ実証実験を開始すると発表した。甲板上にノースセール・ジャパン製造の翼形状の帆(特殊プラスチック製ソフトセイル。高さ8メートル,横幅13.2メートル)を搭載し推進力を得,重油使用を抑えてCO2排出削減を図るもの。帆は風向きに合わせて角度を調整できる。SHI-MEおよびノースセール・ジャパンは風力推進補助装置の設計と同セイル搭載時の運航データ解析を手掛け,オリックスはソフトセイルの設置および運航中の燃費データの測定・収集を行ない,取得データを元に省エネ効果について理論値を算出する。イラストはソフトセイル搭載時のイメージ(実際の設置枚数とは異なる)。

                         (住友重機械マリンエンジニアリング)