●大分ホーバークラフト「Baien」「Banri」「Tanso」デビュー!

 大分県の空港アクセス用ホーバークラフト3隻が,11月30日,別府湾の周遊クルーズでデビューした。建造はイギリスのグリフォン・ホーバーワーク社で,県が艇を購入し,運航を大分第一ホーバードライブが担う上下分離方式を採用,大分空港と大分港西大分地区間約32キロを約30分で結ぶ。3隻は現地で2023年6月から順次完成し,船積みされて2024年2月までに大分に到着,その後整備と慣熟訓練を実施していたが,訓練時に接触事故を複数回起こすなどしたため,当初予定した2023年度末からの運航開始が延期されていた。ちなみに公募で決まった船名は,江戸時代に「豊後の三賢」と称された大分出身の儒学者や教育者,医者に由来している。ホーバークラフトの商業運航は2009年以来15年振りで,現行の空港連絡バスでは1時間以上かかることから,利便性が大幅に向上する見込みだ。

                           (大分県)