●NYKが洋上風発送電用ケーブル敷設船のAiP取得

 日本郵船(NYK)は12月4日,長距離海底直流送電網整備に向けたケーブル敷設船の概念設計承認(AiP:Approval in Principle)を日本海事協会(NK)から取得したと発表した。風力発電の適地が電力需要地より遠いことから,同社は送電網構築に海底ケーブル敷設が有力との認識で,住友電工および古河電工の協力を得てNKからケーブル敷設船のAiPを取得した。NEDOの「多用途多端子直流送電システムの基盤技術開発/ケーブル防護管取り付け等の工法開発および新型ケーブル敷設船等の基盤技術開発」事業で,NYKは住友電工,古河電工,商船三井とともにコンソーシアムを組み,住友電工とはケーブル敷設船の基盤技術開発を行なっていた。引き続き本船設計の最適化を進めていく。

                            (日本郵船)