米USVに関する最近の動向

 米海軍はLUSV(Large USV)のMTU 8V4000M24Sディーゼル機関を対象とする,720時間の連続運転試験を実施した。これは,2021会計年度の国防歳出権限法で実施を求められていた案件。人が介入したり手直ししたりせず,あるいは予防整備を実施することなく,長時間の連続運転を実施できることを立証するのが目的。
 一方,米国防高等研究計画局(DARPA)はNOMARS(No Manning Required Ship)計画の一環として,LUSVのマリナーMarinerとレンジャーRangerによる,無人・自動洋上給油試験を実施した。乗員は作業に介入せず,無人で自動的に実施したと説明されている。この技術を,NOMARS計画の下で建造するMUSV(Medium USV)のデファイアントDefiantに取り入れる計画である。(NAVSEA 2024/12/18,DARPA 2024/12/19)