●松山・小倉フェリー運航終了へ

 松山市の松山・小倉フェリー(石崎汽船グループ)は12月27日,運航する松山〜小倉航路の廃止届を四国運輸局に提出し,2025年6月30日での運航終了を同日発表した。コロナ禍で2020年以降旅客,車両の利用が大幅に減少,加えて燃料費高騰,船の老朽化も重なり継続を断念した。利用者は2018年度の旅客約100,000人,車両約45,000台が2023年度は旅客約46,000人,車両約25,000台にまで減少していた。同航路は1973年に関西汽船(現商船三井さんふらわあ)が運航を始め,1987年に“フェリーくるしま” “フェリーはやとも2”(約4,300総トン,船客756人,トラック73台・乗用車41台積載)を新造投入した。2013年の撤退に際し,石崎汽船が松山・小倉フェリーを設立して継承した。昨年7月から“フェリーくるしま”1隻の隔日運航になっている。

                         (松山・小倉フェリー)