●上野トランステックの水素燃料実証船「輝光丸」進水

 日本財団が支援する「ゼロエミッション船プロジェクト」の一環として,水素燃料によるゼロエミッション航行を実証する上野トランステックの新造タンカーが,去る2月14日,長崎の福岡造船で輝光丸(きこうまる)と命名され進水した。本船はヤンマーパワーテクノロジー開発の内航船用水素燃料4ストローク高速発電エンジンを搭載しており,本年中に竣工し,来年世界に先駆けて水素によるゼロエミッション航行を行なう計画。約4,500総トン,全長104.93メートル,積載量約5,000キロリットル。船名には,将来に向けて光り輝く船になってほしいという思いをこめた。

                         (上野トランステック)