●スター・クルーズとドリーム・クルーズが復活へ

 シンガポールに本拠を置くリゾート・ワールド・クルーズ(RWC)は2月26日,スター・クルーズとドリーム・クルーズにブランドを移行すると発表した。移行には3カ月程度かかるとされ,6月までに終了する見通し。RWCはゲンティン香港の経営破綻後2022年に同社オーナーらが設立,現在3隻を配船している。うち2隻はスター・クルーズに移籍し,リゾート・ワールド・ワンResorts World One(75,338総トン,船客1,856人,1999年竣工。旧スーパースター・ヴァーゴSuperStar Virgo)はスター・ナヴィゲーターStar Navigatorと改名。新たに加わった元P&Oクルーズ・オーストラリアのパシフィック・エクスプローラーPacific Explorerは,発表時のスター・スコーピオStar Scorpioではなくスター・ヴォイジャーStar Voyager(77,441総トン,船客1,940人,19 97年竣工。旧ドーン・プリンセスDawn Princess)として就航する。ドリーム・クルーズにはゲンティン・ドリームGenting Dream(150,695総トン,船客3,352人,2016年竣工)が移る(船名変更なし)。スター・クルーズは手頃な価格のショート・クルーズを中心に,シンガポールなどを拠点に東アジア海域で就航。スター・ナヴィゲーターが3月28日から台湾発着の日本寄港を含む新航路に就航予定。ドリーム・クルーズはラグジュアリー・ブランドとして,シンガポールを拠点に稼働させるという。

                        (RESORTS WORLD CRUISES)