●海上災害防止センターの消防船「ひいらぎ」 東京で放水展示
2月号で紹介した海上災害防止センターの消防船“ひいらぎ”が,去る3月1日,東京有明の多目的埠頭でメディアや関係者に公開され,併せて本船の送水用消火栓を用いた陸上支援の放水デモンストレーションを行なった。消防車20台分(4万リットル/分)の能力を有する本船上構脇の4つの消火栓からホースを接続して一つにまとめ,テイセン(帝国繊維)の大容量泡放水砲システムから放水した。陸上のコンビナート火災などに対応するもの。本船の広い船尾甲板では,堰式油回収装置や10トン型ランサーバージ(回収した油などを洋上で一時貯蔵するゴムボート式バージ)も展示された。
(編集部)