●瀬戸内海汽船のカーフェリー「シーパセオ」デビュー
瀬戸内海汽船の新フェリー,シーパセオが,神田造船所塩尻工場で7月26日に竣工し,8月1日から石手川(699総トン,1987年竣工)に代わって広島~呉~松山航路に就航した。デザイン・コンセプトは「Park on the Setonaikai」で,単なる移動手段ではなく“瀬戸内海の移動を楽しむ公園”として船旅を楽しめるスタイルとされた。船内には「ごろ寝」「おしゃべり」「パノラマ」などを楽しめるさまざまなシートアレンジを採用,屋上デッキは公園のような開放感のある造りになっている。902総トン,290重量トン,全長61.0メートル,幅13.6メートル,深さ3.9メートル,主機ニイガタ6MG26HLX型ディーゼル2基,2軸,出力3,400馬力(2,500キロワット),航海速力15.0ノット,船客定員300名,車両搭載数乗用車35台。船名は英語の「Sea(海)」とスペイン語の「Paseo(遊歩道)」を組み合わせた。
(瀬戸内海汽船)