●阪九フェリーの新船「せっつ」デビュー!
三菱重工グループの下関造船所で2月27日に竣工し,3月10日から新門司~神戸航路に就航した。2003年竣工の“やまと”(13,353総トン)の代船で,「星空と海をのぞむ癒しの旅」をコンセプトとし,最上階(7階)に大型窓を設置した展望ロビーを設け,瀬戸内海の眺望などを楽しめるようになっている。内装は神戸をイメージしたデザインとされた。最適船型の導入などによって従来船より約6パーセント省エネ化されており,SOx排出規制に対しては国内の新造旅客船で初めてスクラバーを装備した。なお本船と同型の新しい“やまと”が去る1月10日に進水しており,現有“つくし”の代船として今夏デビューする。16,300総トン,6,200重量トン,全長195メートル,幅29.6メートル,深さ20.6メートル,主機ディーゼル2基,2軸,航海速力23.5ノット,船客定員663名,車両搭載数8.5メートル・トラック277台,乗用車188台。
(阪九フェリー)