●川重の中国合弁2造船所が2.3万TEU型コンテナ船を受注
大手コンテナ船社OOCLの親会社OOIL(Orient Overseas 〈International〉 Limited)の3月10日の発表によれば,川崎重工とCOSCOの合弁2造船所,南通中遠海運川崎船舶工程(NACKS)と大連中遠海運川崎船舶工程(DACKS)が,OOCL向け世界最大級の23,000TEU型コンテナ船を計5隻受注した。NACKSが3隻,DACKSが2隻を建造し,2023年第1四半期から第4四半期の初めにかけて竣工の予定。船価は1隻当たり1億5,568万ドル。OOCLは2018年にCOSCOに買収されて傘下入りしており,系列造船所への23,000TEU型発注となった。日系造船所が同クラスのコンテナ船を受注したのはこれが初めて。