●瀬戸内海汽船のカーフェリー「シーパセオ2」竣工

 神田造船所川尻工場で7月9日に竣工し,四万十川(699総トン,1991年竣工)に代わって8月1日から広島~呉~松山航路に就航した。昨年8月にデビューしたシーパセオの同型2番船。1番船と同じく“瀬戸内海の移動を楽しむみんなの公園”をコンセプトとし,「ごろ寝」「パノラマ」「小上がり」などのシートアレンジ,「ガゼボ」を設けた屋上デッキなども同様である。フリーWi-Fi,バリアフリー対応。902総トン,290重量トン,全長61.0メートル,幅13.6メートル,深さ3.9メートル,主機ニイガタ6MG26HLX型ディーゼル2基,2軸,出力3,400馬力(2,500キロワット),航海速力15.0ノット,船客定員300名,車両搭載数乗用車35台。本船と,同じく8月1日から就航した石崎汽船の翔洋丸との就航により,広島~松山航路の「クルーズフェリー」はすべて新造船となった。

                            (神田造船所提供)