新日本海フェリーが発注した新フェリー“はまゆう”が，８月７日，三菱重工長崎造船所で進水した。本船は，新日本海フェリー，関光汽船などSHKグループが設立した東京九州フェリーが運航する新設の東京～新門司航路用の２隻のうちの１番船で，今後艤装工事などを経て来年２月に引渡しの予定。続いて建造される２番船の竣工（来年６月末予定）を待って，同７月から週６便の運航を開始する。15,400総トン，全長222.5メートル，幅25メートル，主機ディーゼル４基，航海速力28.3ノット，船客268名，トラック154台，乗用車30台積載。28ノットを超える高速性能により21時間前後で航走，関東～九州で貨物の３日目配送が可能となる。新型最適船型の採用などにより，在来船に比して約６パーセントの省エネ化が図られる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（新日本海フェリー）