尾道市の土生商船は三原～因島航路のカーフェリー運航を10月にも廃止する方針だ。島嶼部の人口減少に加え，新型コロナウイルスの影響で利用が最大４割程度減少し，赤字幅が拡大したため。廃止されるのは“第二かんおん”（291総トン，船客定員250人，乗用車30台積載，1994年竣工）の三原港～佐木島鷺～因島重井航路（１日７往復）で，同ルートの高速船は継続する。なお土生商船グループの弓場汽船の須波（三原市）～生口島沢（尾道市）のカーフェリーを佐木島向田に寄港させて運航する。もともと両航路は数年後を目処に再編を検討していた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（土生商船）