●モーリシャスの座礁船 続報

 モーリシャスで座礁した撒積船ワカシオWakashio(101,932総トン,203,130重量トン)は,8月15日(現地時間)に船体が2つに分断した。このうち前方部分は,曳航のうえ同24日にモーリシャス領海内で沈下処分を完了(写真は2隻のタグボートにより曳航される前半部)。後方部分は関係当局や長鋪汽船が手配した専門家チームにより撤去計画が検討されている(9月1日現在)。運航していた商船三井では現地活動をサポートすべく,人員派遣や油清掃に必要な防護服やマスク,油吸着材などの物資提供のほか,地元漁業支援のため海上輸送用リーファーコンテナを漁業従事者に贈呈。さらに9月11日,長期的なモーリシャスの自然環境復元や地域社会への貢献のため,10億円程度を拠出して各種プロジェクトや人的貢献などに取り組むことを発表した。

                 (MOBILISATION NATIONALE WAKASHIO)