■イージス・アショア代替案にBMD専用艦が浮上
各種報道などによると,政府は廃案となったイージス・アショアに替わる計画案として,新たに弾道ミサイル防衛の専用艦を建造する構想を検討していることが明らかになった。
これまでイージス・アショアの代替案としては,①地上にレーダー,海上に迎撃ミサイル発射装置を配置する分離案,②海上構造物にレーダーとミサイル発射機を併設するメガフロート案,③BMD機能を持つイージス艦の追加建造案の3案が検討中とされ,今回浮上した案は4番目の選択肢となる。
この案はイージス艦の追加建造よりコストを抑制できるメリットがあるものの,こうした単機能艦の建造は世界的にも例がなく,今後の動向が注目される。