ギリシアのシージェットが10月までに立て続けに中古クルーズ客船５隻を取得した模様だ。米ホランド・アメリカ・ライン（HAL）ヴィーンダムVeendam（57,092総トン，船客定員1,709人，1996年竣工），マースダムMaasdam（55,575総トン，船客定員1,623人，1993年竣工），英クルーズ＆マリタイム・ボヤージ（CMV）のコロンバスColumbus（63,786総トン，船客定員1,800人，1989年竣工），マジェランMagellan（46,052総トン，船客定員1,794人，1985年竣工），豪P&Oクルーズ・オーストラリアのパシフィック・アリアPacific Aria（55,819総トン，船客定員1,652人，1994年竣工）の５隻で，HALは親会社カーニバル・コーポレーションの船隊整理の一環で売却，CMVは経営破綻，パシフィック・アリアはCMVが購入予定だった。シージェットは島嶼航路の運航船社だが，2020年７月に英P&OクルーズのオセアナOceana（77,499総トン，船客定員2,185人，2000年竣工）を購入しクルーズ事業参入の意向といわれる。

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