●アッティカ・グループの次世代カタマラン旅客船
ギリシアのアッティカ・グループは去る1月28日,ノルウェーの造船会社ブロドレーネ社と高速カタマラン客船の建造で合意した。ブロドレーネ“エアロ”デザインを採用した次世代型で,3隻建造する。竣工は2022年1~4月頃を予定し,投資額は2,100万ユーロとされる。全長36メートル,幅9.7メートル,速力34ノット,船客150人乗りで,船体には炭素繊維を使用する。船体形状とライド・コントロール・システムで安定航行を実現し,ソーラー・パネルを装備して客室照明を賄うなど,燃費は大幅に改善される。アッティカ・グループのヘレニック・シーウェイが,ロシア製の旧型水中翼船に代えてエーゲ海の離島航路で運航する。
(BRØDRENE)