●MSCクルーズの新船「MSCシーショア」引渡し
MSCクルーズの北米向け新船MSCシーショアMSC Seashoreが,去る7月26日,伊フィンカンティエーリ造船所モンファルコーネ工場で引き渡された。本船は同所で建造されている「シーサイドEVOクラス」2隻の1番船で,前のシーサイド・クラスより拡大改良され,イタリアで建造された最大の客船になった。17,412総トン,全長339メートル,幅41メートル,主機ディーゼル・エレクトリック,出力84,838馬力(62,400kW),最高速力23.5ノット,船客定員4,560(最大5,887)名,キャビン数2,270室,乗員1,648名。全長がシーサイド・クラスより16メートル延長され,船客用キャビンを200室増加し,13,000平方メートルのアウトドア・スペースを有する。公室の65パーセントが見直され,船上ライフのレベルアップが図られたという。最新かつ最先端の環境技術を導入し,感染予防のため,客船では世界で初めて除菌効果のあるUV-C(深紫外線)照明を空気衛生システムに取り入れた。