●CCLの新LNG燃料客船「マルディ・グラ」ようやくデビュー
昨年12月に完成したカーニバル・クルーズ・ライン(CCL)最大で初のLNG燃料船マルディ・グラMardi Grasが,去る7月31日,初めて船客を乗せクルーズに出航した。ポート・カナヴェラル発着7泊クルーズで,サン・ファン(プエルト・リコ),アンバー・コーブ(ドミニカ共和国),ナッソー(バハマ)に寄港し,8月7日に帰港した。同港発着クルーズはコロナ禍による休止以来初めてとなり,16カ月振りの再開であった。なお,出港に際して“Back to Fun”テープカット・セレモニーがC.ダフィCCL社長とG.ジュザ船長によって行なわれている。写真はポート・カナヴェラルの同船。181,808総トン,船客定員5,282名。本船は二元燃料ディーゼルMak 16M46DF型4基を装備し,出力は83,968馬力(61,760kW),航海速力17.0(最高21.5)ノットで,推進器はアジマス・プロペラ2基である。