●東京海洋大学の練習船「汐路丸」竣工!
東京海洋大学の新しい練習船「汐路丸」が,10月13日にジャパン マリンユナイテッド(JMU)横浜事業所で竣工し,同20日から就役した。同名の先代(425総トン,1987年竣工)と旧東京水産大の練習船青鷹丸(170総トン,1987年竣工)の2隻の代船で,汐路丸としては4代目に当たる。海洋環境や経済性を考慮してディーゼル主機と電気推進のハイブリッド推進方式を採用,操船状況に応じて主機と推進電動機を切替えられるほか,主機の過負荷時に電動機のアシストも可能である。775総トン,全長60.73メートル,幅11.1メートル,深さ6.5メートル,吃水3.5メートル,主機IHI原動機6MG26HX型ディーゼル1基,1軸,航海速力12ノット,乗員19名,教員7名,学生44名。練習船としての機能に加え,海洋観測や海底資源探査などの各種観測設備を備えた海洋観測・探査船機能を有し,さらに災害発生時の支援機能も持たせた。
(JMU)