●ジャンボフェリーの新船 11月12日起工
神戸のジャンボフェリーの新造船起工式が,11月12日に内海造船で行なわれた。同社32年振りの新船で,約5,200総トン,航海速力18.5ノット,船客定員620人,大型車84台を積載する。現有の“こんぴら2”級2隻(3,664総トン)より総トン数で約1.4倍大型化され,輸送力が約3割向上。浅吃水で全面無柱フルフラット甲板対応型の1機1軸推進システムや,高速離着岸デバイスなどのパッケージ化による大幅な燃費向上を図るほか,新型コロナに対応した空調システムの導入,個室や半個室タイプの客室の充実を図る。また災害時の支援活動を想定し,ストレッチャーを搬送可能なエレベーターも備える。2022年9月に竣工予定で,“こんぴら2”(1989年竣工)が引退。“りつりん2”(1990年竣工)の代替となる2番船は2025年の竣工を予定する。
(ジャンボフェリー)