●現代尾浦が電気推進旅客船の建造開始
韓国現代重工グループの現代尾浦造船は10月19日,ICT(情報通信技術)を適用した韓国初のスマート電気推進旅客船のスチール・カット式典を行なった。蔚山情報産業振興機構(UIPA:Ulsan Information Industry Promotion Agency)が発注したもので,長さ89.1メートル,幅12.8メートル,最高速力16ノット,船客定員300人。二元燃料主機を搭載し,燃料効率を最大にする直流グリッドベースの電気推進システムを備え,最適航路推薦機能や船舶監視と運航支援機能なども採用する。竣工は2022年10月の予定。蔚山市やUIPA,産業通商資源部などが共同で進めている「ICT融合スマート電気推進船の建造と実証事業」に基づくプロジェクトで,現代重工グループの独自技術を適用,従来海外に依存してきた電気推進システムの国産化や電気推進船の商用化につなげたい意向。
(HYUNDAI MIPO)