ノルウェーのUECC（United European Car Carriers）は11月29日，中国の江南造船（集団）で建造していたLNG燃料自動車専用船（PCTC）オート・アドヴァンスAuto Advanceが11月26日に引き渡されたと発表した。本船は同社のLNG燃料PCTC３隻目だが，新たにバッテリー・ハイブリッド・システムをLNG燃料PCTCとして世界で初めて採用，二元燃料主機とバッテリーにより，船内電力の供給効率をアップして環境負荷を低減，発電機不具合の際の安全性の向上や港内操船時の排出削減に寄与する。同型３隻中の１番船で，２，３番船は2022年竣工の予定。35,667総トン，全長169.1メートル，幅28.0メートル，車両積載数3,661台（標準車換算），船籍マデイラ諸島。UECCは日本郵船とノルウェーのワレニウス・ラインズ折半出資の欧州域内輸送会社。

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