北朝鮮工作船のオンラインミュージアムがスタート

巡視船との激しい銃撃戦ののち、東シナ海に自沈した北朝鮮工作船の事件から、12月22日でちょうど20年となった。詳細は弊誌最新号(2022年2月号)の記事「北朝鮮工作船事件から20年 海保が得た教訓と課題」を御覧いただくとして、海上保安協会は事件の発生した12月22日から、横浜で保存展示されている工作船のバーチャル展示を開始した。

「海上保安資料館横浜館 オンラインミュージアム」と名付けられたこのサイトは、日本財団の支援を得て作成された本格的なもので、「ムービー」「フォトギャラリー」「ストリートビュー」の3コーナーで構成されている。

「ムービー」は4パート計約40分の動画で、当時の現場映像やイラスト、CGを駆使して事件の発生から引揚げ、保存、展示に至るまでを紹介、「フォトギャラリー」には工作船の船体、回収された武器や艤装品、被弾した巡視船の状況などの写真200齣以上が掲載されている。

360度カメラを使用して制作された「ストリートビュー」は、Googleマップのストリートビュー横浜館版で、実際には見ることのできない搭載艇格納庫の中にまで入ることができる。

海上保安資料館横浜館オンラインミュージアム | -Japan Coast Guard Museum YOKOHAMA- (jcgmuseum.jp)