戦艦大和 100のトリビア

戦艦大和 100のトリビア

戦艦大和 100のトリビア

2010年2月号増刊 通巻第720集 (増刊第90集)
定価=本体1,886円+税
B5判158頁,折込1葉

世界最大最強の戦艦大和──。そのハードとしての攻撃力,防御力から日々の艦内生活に至るまで,大和型戦艦の全容に迫った決定版! 著者に日本海軍研究の第一人者である雨倉孝之氏と,大和ミュージアム館長の戸髙一成氏を迎え,多彩な写真とCGで,100のトリビアを多角的に解説。シップ・マイスターを目指すWeb上のSHIP検定用4択クイズ100問も収録した。

 

目次

折込カラーCG 沖縄特攻時の戦艦大和
折込図 戦艦大和一般配置図

第1章 計画と建造〈雨倉 孝之〉

1 建造に至る経緯と手続き
2 基本計画が決定するまで
3 大和型はなぜ複合機関を採用しなかったか
4 建造費はいくらか
5 大和型をめぐる技術者群像
6 建造中の機密保持
7 大和と武蔵の進水を比較する
8 信濃の進水事故
9 空母信濃の運用構想
10 艦名の由来と艦内神社
11 大和型の大きさ 排水量のいろいろ
12 大和型の速力 通常速力と戦闘速力
13 燃料搭載量と航続距離

第2章 船体と機関〈雨倉 孝之〉

14 球状艦首採用の理由
15 舵と推進器
16 操縦性能はどうだったか
17 防御力の概要
18 装甲鈑いろいろ
19 復原性能はどうだったか
20 大和型の泣き所とは
21 艦橋構造物の外観と内部構造
22 艦橋構造物内のエレベーター
23 操舵室はどこにあったか
24 独特な後部マスト形状と後艦橋
25 艦内連絡方法あれこれ
26 主機のメカニズム
27 主缶のメカニズム
28 補機あれこれ
29 発電能力はどれくらいか
30 短艇と短艇格納庫
31 大和と武蔵の識別点は

第3章 兵 装 〈雨倉 孝之〉

32 主砲塔のメカニズム
33 主砲弾の種類
34 発砲遅延装置とは何か
35 15メートル測距儀のメカニズム
36 方位盤射撃の仕組み 照準装置と射撃盤
37 副砲塔のメカニズム
38 高角砲のメカニズム(PDFファイル)
39 高射装置とは
40 近接防空火力の要 25ミリ/13ミリ機銃
41 150センチ探照灯と管制装置
42 対空レーダーの能力
43 対水上レーダーの能力
44 逆探とは
45 艦首に装備した水中聴音機
46 哨信儀とは
47 航空艤装あれこれ
48 艦載水上機の横顔

第4章 艦内編制と生活 〈雨倉 孝之〉

49 乗員の総数は
50 科編制とは
51 分隊は何分隊まであったか
52 大和,武蔵の艦長になる条件
53 大和,武蔵の歴代艦長たち
54 副長の任務とは
55 甲板士官の仕事
56 先任衛兵伍長とは
57 番兵にはどのような種類があったか
58 軍艦旗の揚げ方,降ろし方
59 内務科とはどのような科か
60 医務科の業務 平常時と戦闘時
61 士官室とガンルーム
62 従兵という仕事
63 寝室,居住区はこうなっていた
64 通風,冷房装置はどうだったか
65 「大和ホテル」の住み心地はいかに
66 調理設備と給食(PDFファイル)
67 士官の食事,兵員の食事
68 酒保とは何か
69 郵便はいかにして発受するか
70 風呂はどうしていたか
71 散髪や洗濯はどうしていたか
72 機関科という社会
73 トイレはどうなっていたか
74 大和と武蔵に将旗を掲げた提督たち
75 大和型の旗艦設備
76 軍楽隊の乗艦
77 司令長官の食事

第5章 訓練と実戦 〈雨倉 孝之〉

78 難事 大和型のブイ係留作業
79 大変だった大和型の主錨揚収作業
80 哨戒長,当直将校の役目
81 大和,武蔵の飛行科の実相
82 大和は就役後2年間なぜ使われなかったのか
83 戦闘応急──防火,防水作業の指揮官は誰か
84 戦訓による改正工事
85 大和の初被雷
86 比島沖海戦で大和型は主砲弾を何発撃ったか
87 沖縄特攻時の大和部隊陣容
88 武蔵,大和の死命を制した敵魚雷と爆弾は何発か
89 信濃はなぜ魚雷4発で沈没したのか

第6章 戦後譚 〈戸髙 一成〉

90 終戦時残存した大和型の予備主砲身
91 アメリカに残る大和型の装甲鈑
92 大和型は世界最強の戦艦だったか ライバルたちとの比較
93 ポスト大和型戦艦とは
94 連合国は大和型をどう評価したか
95 大和型の書誌学
96 大和型戦艦を舞台にした映画
97 海底の大和探索
98 現代に残る大和,武蔵の遺品
99 大和ミュージアム
100 大和主砲塔引揚げ計画